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2016/10/18
古民家リフォーム工事
2020年に開催される東京五輪・パラリンピックの会場問題のニュースが連日報道されています。
早く解決して前向きな報告を聞きたいですね。
さて今日は、築100年の日本家屋のリフォーム工事の様子をお伝えします。
古くなった木製の建具を取り替えます。
新しく設置されたのは、アルミ製のペアガラスサッシです。
サッシの交換により断熱性能が優れ、毎日の暮らしも快適になりますね。
そして、新しくユニットバスが設置されました。
これはユニットバスの浴槽部分の足元です。
ユニットバスの上部に見えているのは100年余りこの建物を支えてきた立派な梁。
現在はむき出しになっていますが、ここはのちほど天井ボードで塞がれます。
解体と同時に現状をよく見極めて、必要のない梁は撤去し新しく入れ替えたりしながら作業を進めています。
解体の際にでた切りくずの一部です。
これは貫(ヌキ)といって昔の日本家屋の土壁の芯になる部分に使われていたものです。
木舞(コマイ)とよばれる、丸竹と平竹を組み合わせた土壁の芯になるものを、柱とヌキにワラ紐を使い編みつけて作っていたそうです。
そして撤去作業の時によく使われるのがこの工具です。
のこぎり状の歯が電動で動き、歯を交換することで鉄でも木でもなんでも切れてしまう優れものです。
少しずつではありますが、貴重な建物を大切に工事を進めてまいります。
今後の進捗をお楽しみに!!