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2024/02/06
本島ポンプ置場
こんにちは!
あっという間に2月になりました。
昨年よりWAGAIEでは、地元丸亀市の公共工事をいくつかさせていただいております。
その一つとして、本島町笠島地区に新しくつくられる防災ポンプ置場の新築工事を現在請け負っております。
きょうはそちらの現場をレポートです^^
今回の現場は本島にある笠島まちなみ保存地区になります。
本島町笠島といえば、現在放送中のNHK連続テレビ小説 「ブギウギ」の撮影にも使われたところです。
重要伝統的建造物群保存地区に選定されたこの地区は、石畳の通路や本⽡葺きに漆喰塗りの⽩壁や焼杉壁、なまこ壁に格⼦の窓をあしらった建物が並ぶ素敵なところです。
ロケーションはとっても素敵ですが、細い進入路を通っての工事は大変なんですけどね…(笑)
というわけで、このたびこの伝統的建造物を守るため新しくつくられる防災ポンプ置場の建設にあたり、社長を筆頭にWAGAIEの大工さんたちが知恵を出し合って難しい現場を攻略しております。
現場では基礎工事が進んでいるころ、建て方に備え 前もって使用される構造材は事務所の倉庫にて塗装工事がおこなわれていました。
準備が整った構造材をフェリーで島まで運ぶため、大工さんたちが遅くまで積み込み作業をしてくれました。
そして建て方当日、お昼前に現場に行くとすでに上棟されていました。
そんなに大きな建物ではありませんが、中から見上げるとカッコイイ!
大工さんたちの息の合った連携作業でどんどんカタチになっていくのが早いです。
この時点ではまだ構造材の状態でしたが、このあと外壁や屋根の工事がはじまります。
外観は景観を考慮して焼杉板の外壁や日本瓦が採用されています。
焼杉板は、杉板の表面を焼いて焦がし炭化させたもので、高い耐久性があります。
炭化作用による高い防虫・防腐の効果で、海が近い場所でも塩害に耐えられるほどの耐久性があり、本焼杉の耐用年数は50〜100年と言われています。
屋根は、いぶし銀の日本瓦を使った桟瓦葺の屋根になります。
桟瓦葺きは、波を打ったような形の桟瓦を重ね並べていく葺き方です。
島にはこちらの三輪車を置いています。
フェリー乗場からの移動に大活躍しております^^
現場に咲いていた水仙
まだまだ寒い日が続いていますが、春の足音も聞こえていますね♪
ひきつづき安全第一でいきますよ!!