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2015/07/27
『ナチュラルモダンな箱の家』 通気胴縁について
こんにちは!毎朝セミの鳴き声が激しくて、最近は事務所で流しているBGMが聞こえないくらいです;^^
最近は茶色い羽根のアブラゼミよりも、写真のクマゼミの分布が大半を占めているようですね。
どうやら温暖化とクマゼミの繁殖力の強さが原因だそうですよ。
昔は透明な羽根のクマゼミを捕まえると嬉しかったものですが…。大人になった今では正直ちょっと気持ち悪いです(笑)
さて、少し前の写真にはなりますが、Y様邸の進捗をご報告したいと思います。
1Fはロックウールの充填もほぼ完了しているようですね。
先月電気工事の打ち合わせもありましたので、配線の作業も進んでおります!
残念ながら養生されていてお伝えできないのですが、フローリングも敷かれましたよ!
外壁通気をするため、透湿シートの上から通気胴縁を設けてあります。
現在の瑕疵保険制度では外壁をサイディングとする場合は、外壁通気工法で施工することが保証条件ともなっています。
外壁の防水に水も空気も通さないアスファルトルーフィングのような材料を使用すると、外からの水や湿気は完全に防げますが、
内部から発生した湿気が壁の中に入ってきます。
また、ルーフィングではなく透湿防水シートを使用すれば、外の湿気も内側の湿気も入ってくることになってしまいます。
外壁通気工法では透湿防水シートを使用して、内からも湿気を通す代わりに、外壁と内壁の間に空気層を設け、
軒天と外壁材下部の換気口で空気の通り道を作り、内部結露を防ぎます。
外壁の一番下にくる防鼠水切りです。文字通りネズミなどの動物が床下に入り込むのを防いでくれます。
この小さい穴の奥には、基礎パッキンの穴が並んでいて、そこから床下へと続いています。
また、この水切りの上部の隙間から、外壁と内壁の間の空気層へ空気が流れることになります。
外壁に使用するサイディングも現場に到着しております。
選んだ外壁を張るとどんな外観になるのか、とっても楽しみなところですよね!どうぞお楽しみに♪