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2013/12/25
『手作りにこだわったナチュラルな家』 建築豆知識 ~土台と基礎パッキンと金物と~
こんにちは!
今日はクリスマスですね♪
個人的にはイブを過ぎるとなんだかクリスマスが終わったような気がします。
社長が今まさに門松を作っているせいもあるかも知れませんが…(笑)
さてさて、前回はA様邸の基礎の様子をお伝えしましたが、今回は土台敷きです。
昔は大工さんが現場で木を切っていましたが、
現在では、工場であらかじめ図面に沿ってカットされた木材が現場に入るようになりました。
これをプレカットといいます。
ジョイント部分の窪みや凹凸まで、しっかりと図面に従ってカットしてくれているため、
現場では土台を組み立てる作業がメインになり作業時間の短縮やコストの削減につながります。
基礎のコンクリート上に基礎パッキンを敷き、その上からプレカットされた土台を敷いていきます。
前回のブログにもあったように、基礎からはアンカーボルトがぴょこぴょこと飛び出しています。
基礎パッキンは穴だらけなので問題ないですが、土台の木材はそうはいかないので、1つ1つ穴を開けていく必要があります。
しっかり位置を確認して…
穴を開けていきます。
ぴったりきれいに通りました!
この後上からスクリューワッシャーという金具でアンカーボルトを留めていくため、
ほどよい隙間を均等に残しつつ、大きすぎない穴を開ける必要があります。
これが慣れるまではなかなか難しいんだそうですよ!
真横から見るとこんな感じ。
下から、基礎・基礎パッキン・土台 となっています。
最近建ったばかりの家って、通気口がないお宅が多いですよね。
現在では通気口を用いた床下換気よりも、基礎パッキンを用いる基礎パッキング工法が主流となっています。
極端な図ではありますが、一部から風を取り込む通気口に比べ、基礎パッキンでは全面から風を取り込むことができます。
通気口では、風の通りにくい赤い部分の空気が淀みがちになってしまいます。
また、基礎に穴を開けることとなるため、四角形の通気口ではひび割れが入りやすくなったりします。
S様邸の玄関土間に使用した、穴の開いていない基礎パッキン。
こちらは気密パッキンといって、空気が冷えやすい玄関土間や、寒冷地の浴室などに使用します。
このようにパッキンにも種類があり、場所に応じて使い分けることが可能です。
黙々と作業を進める大工さん。
次々と土台が敷かれていきます!は、速い!!
基礎以外の部分にも、格子状になるように木をかけていきます。
ちなみに、下の方に見える丸い金具が先ほどご説明したスクリューワッシャーですね。
そして、その格子のマス目に断熱材を埋め込んでいきます。
こちらはスタイロという断熱材で、発砲スチロールのような素材です。
ご覧のとおり、まっ平ら!この上に合板を敷いていきます。
今回はボリュームが大きくなってしまいましたね!
最後まで読んでくださってありがとうございます(;∀;)
明日からいよいよ上棟にとりかかっていきます!どうぞお楽しみに♪
毎年恒例になってきました、社長の門松作りも乞うご期待です!