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2013/08/28
『鎌田池を望むカントリー風の家』 建築豆知識 ~土台と金物について~
こんにちは!
何やら週末は台風が近づいてきているみたいですね。
今週末は大切なイベントが…(゚Д゚;)!
あまり荒れないでもらえると助かるのですが…。
先日基礎と先行配管についてご報告したK様邸。
基礎パッキンを敷き終え、上棟に向けて土台づくりが進んでいます。
基礎と土台を金物でしっかりと繋ぎとめる作業をしております。
こちらは前回の基礎の様子です。
基礎からアンカーボルトとホールダウン金物が飛び出ているのが見えると思います。
ぴょこんと長いのがホールダウン金物ですね。
今回はまず赤字で表したアンカーボルトのお話。
基礎が終わると、その上に基礎パッキンを敷いていきます。
これは依然S様邸でちょこっとご説明させていただきましたね。
( 未見のかたはぜひコチラから!! → 『シンプルモダン×ウォールナット』 ~土台と基礎パッキンについて~ )
この時点ではまだアンカーボルトは飛び出てます。
ので!土台を敷くときにはボルトを通る穴を開ける必要があります。
この穴を開ける作業、慣れるまでは少し時間がかかるそうです。
文章だけでは分かりにくいので、断面図を描いてみました。
上の図のように、スクリューワッシャーという金物を使ってアンカーボルトを締めるのですが、
この金具を上から被せるために、穴の直径はアンカーボルトよりも数ミリ大きくしてあります。
が!穴が斜めになっていると、なんとかアンカーボルトが通ったとしても、スクリューワッシャーが入らなくなってしまいますよね。
ミリ単位のズレでさえその影響が出てしまうので、まーーっすぐ穴を開ける必要があるんですね。
基礎に埋め込まれたアンカーボルトを締め付けて、土台を基礎にしっかりと固定する金物がスクリューワッシャーです。↓↓
スクリューワッシャーは、座金とナットが一体化した金物で、ネジの締め付けを行うと同時に
座金部分の裏側にある削り刃が木材を削って土台に埋まり、土台の上端をフラットに仕上げることができます。
土台の上側をフラットにすることによって、土台の上に床材などを置くことができます。
床材が浮くことがないように、少し窪むくらい締めつけております。
一昔前までの在来工法では、アンカーボルトはナットと座金で絞めていました。
床材の下に根太という木材を用いていたからです。
ナットが飛び出ていても、根太の間なら問題ありません。
しかし現在では、特厚合板という板を全面に敷く工法が一般的になったため、
飛び出さないようにボルトを締める必要がでてきたというわけです。
フヒュ~(;´З`)=3=3
なんだか以前にも増して専門的な解説になってしまいました…。
豆知識の域を超えてますね(笑)
みなさんの家づくりのお役に立てれば幸いです。
最近マクロレンズで虫を撮るのがブームの社長。
K様邸の裏山で社長が蚊に刺されながら撮ってきた(笑)カナブンを見ながら、今日はお別れです(*´I `*)ノ