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2018/01/16
事務所新築工事 完成報告です。
今日は、かねてより施工させていただいておりました、『K様事務所新築工事』が完成しましたのでご報告です!!
こちらは住居としてではなく、事務所として使われる建物です。
木や自然素材を使い、コンパクトですが開放的な空間が実現されています。
エントランスから作業スペースへと続く奥行のある下屋軒裏は、杉の化粧野地と化粧垂木でインパクトのある外観となっています。
外壁材に使われているのは焼杉板です。
「焼杉(やきすぎ)」とは、杉板の表面を焼いてつくる、日本の伝統的外装材です。炭化の効果によって耐候性と耐久性が上がります。
メンテナンスの手間もかからず、耐火性が高く、腐食や虫食いにも強いので長く使える素材です。
おおきな掃き出し窓は、木製枠のペアガラスになっています。
こちらは製作品で、アルミサッシにはない木製ならではの温かみが感じられます。
FIXの窓の部分には筋交いがついています。
よく使うのは木の筋交ですが、かなり存在感があり、せっかくの大開口をふさいでしまうので、金属製の筋交いを使っています。
金属製の場合、木製ほど体積をとらないので、木製と同等な性能で圧迫感なく明り取りの壁として使うことができます。
また内部も、現しの構造材と漆喰仕上げの壁によってすがすがしい気持ちのよい空間とっております。
壁に使われている漆喰は、大理石が主成分のドイツ本漆喰です。
原材料が全て表示されていて100%無毒性の自然素材で、防火性、調湿性、消臭機能が優れています。
そして、KOBAU(コバウ) という下地用のクロスを貼ってから塗っていく為、クラックが起こる確率を少なくしています。
そして、床はおしゃれなコンクリート仕上げになっています。この土間コンクリートは少しだけ着色されています。
さらに、サッシを開け放すと、コンクリートの床が屋内と屋外を自然につないでくれます。
こちらは、作業スペースとなります。
2方向の壁面には書類棚とカウンターを製作、中央部分には書類をすぐ広げられるように作業机が置かれています。
こちらは、打ち合わせスペースとなっています。
壁には好きな絵や写真などを飾れるようにピクチャーレールが設けられています。
打合せスペース横にある給湯室やトイレなどは壁で仕切られています。
仕切り壁はシナベニヤ貼りで、グレーの落ち着いた色に仕上げています。
目にもやさしい落ち着いた色にすることで、お仕事も捗りそうですね(^^)
奥にある休憩スペースは靴を脱いでリラックスできるように床板仕上げになっています。
K様、このたびは事務所の完成おめでとうございます。
また外構工事の様子も引き続きお伝えしていきたいと思いますので、今後ともどうぞよろしくお願い致します!!