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ワガママを叶えたお客さまたちのエピソード お客様の声

新築 お父さんが大工さんと一緒に建てた家 (多度津町・山本様邸)

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他にはない特別なものを作りたかった。塗装業を営む山本 兼次さんが、大工さんと現場で「あーだ、こーだ」と相談しながら、たっぷりと時間をかけて『ワガママをカタチ』にしました。

国道11号線から少し入っただけとは思えないほど、のどかな田園風景が広がる場所に、
塗装業を営む山本兼次(やまもとけんじ)さん・美鈴(みずず)さん夫婦の家があります。
経営者でもあります兼次さんはとても話し上手で、うれしいお世辞なども織り交ぜつつ、たくさんのお話を聞かせてくださりました。

旦那様の兼次さん(左)と奥様の美鈴さん(右)
旦那様の兼次さんと奥様の美鈴さん

亀山さんのところで建てようと決めたきっかけはありますか?

兼次さん:
私自身が塗装業をしていまして、亀山さんとは、この家を建てる前から仕事のおつきあいがありました。
塗装の仕事をしながら、いろんな現場現場での仕事をみていると、
私は大工ではないので、大工の仕事の一から十までわかるわけではないけど、
仕事が粗いとか、細かいとか、丁寧とかはわかるじゃないですか。
亀山さんのところで仕事をさせてもらって、とても細かく丁寧だということは以前からずっと感じていました。
あと、亀山さん自身も大工で、従業員の方もみんな定評のある大工組でしたので、
ここに頼んだらきっと間違いないのかなっていうのが初めから頭にありました。
大工さんが建てる家。ちょっとぐらいのムリも聞いてくれるかなとも思いました。(笑)
実際、ムリはいっぱい聞いてもらいました。(笑)

奥さんの方は亀山工務店で建てることについてどう思われましたか?

美鈴さん:
もう初めから夫が決めていたので私は特に。
家のことは正直あまり分かなかったのですが、使い勝手がいい家が私にとってのいい家なのかなぁと思っていました。
兼次さん:
いちいち細かい説明を聞いてもわからないし、大きな買い物なので、信用がなかったら頼めません。
回りくどい言い方をされて、これがいいとか、うちはこういうのをするとか、言われるのは面倒くさいんですよね。
亀山さんに頼んだら、うまくまとめあげてくれると分かっていたし、
こっちがやりたいことを相談しながら家を建てることができます。
要望を言うたびにお金が追加になる仕組みではなく、もともとの基準とだいだいの予算があって、
その中で、「ああいうんしようか、こういうんしようか」と考えてやってくれる。
アイデアと臨機応変さでカバーしてくれるんですよね。

旦那様の兼次さん(左)と奥様の美鈴さん(右)
リビングの上の梁は、飾りですけど、ちょっと変わった組み方を考えてくれました。(左写真)
亀山さんは、壁とか建具の雰囲気で節無しの方がいいかなぁと言っていたのですが、僕は節有りがよかったので、1本だけ小さめの節有りを入れてもらいました。
半分は丸太のままで、もう半分は3面削っています。
亀山さんも大工なので、倉庫で寝かしている丸太を見ながら、職人さんとみんなでおもしろい使い方を考えてくれました。
「どんなんがええかなー、よし削ってみよう!」そんな感じです。

家づくりをスタートしてみていたがでしたか?

現場で相談しながらの作業
兼次さん:
ある程度こうしたい、ああしたいと細かく言いました。
僕も塗装の仕事をしているので、木に関してもこういう塗装をしたいとか話しました。
この家は木をたくさん使っています。リビングの大黒柱にしても、原木で丸太が使いたいと言うと、亀山工務店が寝かしてくれてた原木を出してきてくれました。
その丸太を僕が10日ぐらい磨いて、棟上のときに入れました。
その後も、毎日毎日磨いて、最後に塗装をかけました。そんな木が家の中に結構あります。
磨くのって大変と感じていましたが、仕事柄よく木を塗るので、おかげで磨き方は説明できるほどになりました。
1階に関しては、既製品をほとんど使っていません。
大工さんが使い勝手を考えてくれて、ここはこうした方がいいとか、現場で相談しながら作業してくれました。
図面からでは使い勝手までは判断できないから、大工さんの経験と提案がとても助かりました。図面はあくまで間取りを確認するぐらいのもので、細かいところは建てながら、大工さんと、相談しながら建てていきました。
この家はヤマモト塗装のショールームでもあります。

通常はあまりやらないのですが、壁にも下にクロスを一枚貼っています。
通常は、ボード+クロス
この家は、ボード+クロス+塗装 の工程を行っています。
塗装業の会社が併設されているこの家は、いわば会社のショールーム的存在でもあるんです。
自分の家だから試せることだったのもあり、ムリを言いましたが、クロスを貼ってもらうまでの工程をしてもらい、塗装を自分自身で行いました。

僕と大工さんが一緒に建てた家

5月が棟上で、完成が翌年の3月末だったので11ヶ月。
間、間で、大工さんの仕事は早く終わってたんですが、僕の作業を待っていてくれたので、日にちは多くかかってしまったんですが、おかげで納得がいく家ができたと思っています。

この家は「僕と大工さんが一緒に建てた家」。
任せてはいましたが、要所要所でこだわりたい箇所はやっぱりあったので、現場で相談しながら一緒に作りました。
仕上がりは大満足!!!

奥さんの家に対する要望はあったんですか?

美鈴さん:
最初は分からないなりに、いろいろ要望を言ってましたけど、家のことは、私より夫がくわしいし、夫にはすごいこだわりがあるので結局はほとんど任せていました。
柱ひとつにしても、頭で思い描いてるものが、私にはイマイチわからなかったり。
でも、そんな私に、大工さんや亀山さんが現場で一つ一つ説明してくださいましたよ。
私がお願いしたことっていいますと、唯一「台所のスペースを広くとりたい」と言ったことぐらいかな。

台所は奥さんの要望どおりに?

美鈴さん:
あはは、それが、だんだん縮まっていったんですよ(笑)。
畳のスペースとトイレと両方が広くなってしまって、間にある台所が狭くなってしまい、あーあと思っていたんですね。
でも、仕上がってみたら実はちょうどいい大きさでして、
後ろの物の取りやすさだったり、とにかく使い勝手がとてもよくて。
いろいろ考えていただいたんだなぁと思いましたね。

カウンターキッチンの向う側はどうして畳に?

僕は昔から正座してご飯を食べてたんで。

美鈴さん:
対面で私がご飯を作りながら、息子たちがご飯を食べれるから、してよかったです。
兼次さん:
対面だと、テーブルを置くのが一般的で、こういう畳っていうのはあまりないじゃないですか。
僕は昔から正座してご飯を食べてたんで、
座卓がよかったんです。
小上がりにして、キッチンの対面だけ、正座して食べれる高さのカウンターにしたんです。
今、ご飯はみんな横一列に並んで食べてます。
友人が来た時なんかは、テーブルを畳の上に出して
飲んだり食べたり。
「畳の上で座ってごはん。」
これが一番しっくりくるんですよね。

奥さんは?

美鈴さん:
私は作りながらたったまま食べてます。
兼次さん:
食べてるというか飲んでます(笑)
スタッフ:
ちょっとした小料理屋みたいですね。(笑)

リビングも座卓なので、天井も高く感じて解放感がありますね。

兼次さん:
リビングは梁を入れたかったので、他より天井を高くしてます。
その分、リビングの真上にある二階の寝室の床は高くなってます。
大工さんにとっては、ややこしくて面倒だったみたいです(笑)

リビングも座卓なので、天井も高く感じて解放感がありますね。

兼次さん:
いろんなところでムリは聞いてもらいましたね。
経験ある大工さんが建ててくれていたので、リビングの照明カバーにしても、既製品を持ってくるのが一般的なのでしょうが、これも大工さんに作っていただきました。
梁があることを計算して、横にアクリル板を貼って、横から光が漏れるようにしています。
そうすることで梁の影で壁が暗くなるのを防いでいるそうです。(左写真)
その反対に、たたみの間は、天井が低いから、照明は天井に埋め込まれています。
そういうことも、現場で大工さんが「こうしてみようかー」と言って造作してくれました。
臨機応変、その場その場で判断できて、私たちの使い勝手だったり要望に
いつも耳を傾けてくださいましたね。

まっえっかぁ^^;

手作りのものが増えると予算のことが気になりますが・・・
予算のことはキチンと考えてくださいました
兼次さん:
最初にも言いましたが、亀山さんところでは、要望を言うたびにお金が追加になる仕組みではなく、もともとの基準とだいだいの予算の中で考えてやってくれるんですよね。
うまく調整しながらやって、予算内でいろんな要望を満たしてくれます。
手作りのものが増えると予算のことが気になりますが・・・
兼次さん:
そうそう、なんでもしてくれる。(笑)
と言ったら困らせますね。(笑)

息子さんふたりの反応はどうでしたか?
いつもリビングにみんなで。
美鈴さん:
棟上は楽しかったみたいで喜んでました。なかなかできない経験ですしやってよかったですね。あとは「いつできるの?いつできるの?」とか、「大きいおうちに住める」とか、単純なことで楽しみにしてるようでした。
アパートからこの家に引っ越してきて、いつもこのリビングにみんな集まります。
夜になったら、かくれんぼしたりとか、なんか悪いことをしてやろう、驚かしてやろうと、息子ふたりは企んでいます。

家が完成したときはどんな感想だったんですか?

兼次さん:
最初、妻は和風の良さがあまりわからなかったかもしれません。
展示場の既製品の方がさっぱりしててきれいに思ってたかもしれません。
木をふんだんに使った家はイメージできなかったんじゃないですかね。

木をふんだんに使ったのは旦那さんの希望だったんですね。この家の自慢のポイントなどありますか?

兼次さん:
階段とか大黒柱とか梁とか、この家にしかないものを作りたかったんです。
その中でも階段にはこだわりました。
もったいないような造りですが、階段の下に収納は作らず、ぬけた感じにしました。
限られた中でも、玄関ホールは魅せるものにしたかったんです。
できるだけ広く開放感があるように作りました。

家ができたら近所の人や友人・知人が見に来ると思うんですが、その人たちの反応はどうだったんですか?

兼次さん:
入った瞬間、階段の柱とか階段の造りに「いい階段やねぇ」と言われますね。
知り合いの大工が遊びにきた時は、階段で何か落とし物でもしたのかと思うくらい見たり触ったりしていましたね。(笑)
美鈴さん:
近所の人で昔大工をしてた人が来られたんですが、
この階段をみて「すごい!」と言ってました。(笑)
知っている人にしか分からないすごさがあるんでしょうね。
兼次さん:
玄関扉の格子の間も透明のガラスにしてるんですよ。
嫁は中がみえるから嫌がりますけどね(笑)

これから家を建てようとされてる方へ。

ひとつずつ、お客さんが喜んでくれる家を建ててくれるのが亀山工務店

仕事だからってボンボンボンボン建てるんじゃなくて、その家族と向き合いながら、ひとつずつお客さんが喜んでくれる家を建てるのが亀山工務店。
一生に一度の買い物だから、その姿勢が一番うれしい。
お客さんと近いところで、同じ目線で考えてくれるし、最初から最後まで社長の亀山さんが全部責任をもってやってくれるので、頼む方も安心できる。
だから建てた後も、こうしていい関係が続いているんだと思います。

ツヤ子さんの手作り味噌

工務店からお施主さまへ。

男同士で大きな遊びをしているような日々でしたね。

「こういうのがやりたい」「こんなのどうかな」そんなことを終止言いながら、最初から決まりきったものではなく、作りながら考えながらアイデアを出し合いながら・・・。
男同士で大きな遊びをしているような毎日で、現場は楽しい日々でしたね。
大工ならではの腕の見せ所!と大工たちも日々挑戦させていただきました。全面的に信用していただいていたからこそ様々なことをさせていただけたのだと思っております。それこそが何よりの喜びだなぁと思っております。
これからも、仕事でのおつきあいもありますが、どうぞよろしくお願いします。
また、遊びに(飲みに)お邪魔します。 亀山工務店

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