ナチュラル・アンティークな家(三野町・A様邸)
マリンテイストを取り入れた、爽やかな「ナチュラル・アンティー
ク」。憧れの白いキッチン。雑誌から抜け出したような空間を、大
工の棟梁が手作りしました。家具やドアももちろん手づくり。歳月
を経たような風合いを感じさせながらも、清潔感いっぱいのA様邸。出来ばえはいかがでしょうか?
お施主さまにお話をうかがいました。
―亀山工務店と出会ったきっかけは?
- 奥さま:
- 住宅雑誌を見て、展示場や内覧会には結構行きましたね。その中で亀山工務店が「構造見学会」っていうのをやるのを知って、何だろうと思って見に行きました。現場を見たら柱がずらっと並んでて、大工さんが作業してる。家の構造ってそんなに見る機会もなかったんですが、社長さんが対応してくれました。すごく話しやすかったのを覚えてます。
- ご主人:
- 大工さんが建ててるっていうのは知ってたし、僕の中では耐震とか安全性も大事やったから、構造も見せられるっていうのは信頼できると思いました。
―決め手は何だったのですか?
- 奥さま:
- 見積もりは7社からもらって、最終的には亀山さんのところともう一社に絞り込みました。それで両方の会社を見に行ってみたんですが、亀山工務店の事務所をパッと見た瞬間、「あぁ、ここで建てるんだろな」って直感でわかったんです。そういうことってたまにあるんですけど、結構重要だと思います。
- ご主人:
- ホームページも見てみたけど、施工例がそれぞれ個性的で全部違う。コンセプトが「ワガママをカタチに」やし、ここなら自分たちのやりたいことを、安心してお願いできるんじゃないかと思いました。
―ご主人と奥さま、それぞれどんな要望があったのですか?
- 奥さま:
- 窓が大きくて明るく、オープンな家が希望でした。もちろん家事もしやすくて、アンティークな雰囲気も出したかった。自分たちで絵を描いて、お気に入りの切り抜き持って、「こんなふうにできますか?」って聞いたら、社長さんはほとんど「できる」「大丈夫」って言ってくれて。だからどんどんワガママ言っちゃいました(笑)。
- ご主人:
- 外観に関しては、僕は白くて四角いフォルムに格子があるようなカッコいい家がよかった。それから自分の部屋が欲しかったから、書斎を作ってもらいました。ゆっくりと煙草が吸えるベランダもね。
―家づくりをスタートしてみていかがでしたか?
- 奥さま:
- 「主人の家の近くなのでよく見にいってましたけど、施工に関しては現場の大工さんと社長さん、プロの方々にほとんどお任せでした。イメージがどんどんカタチになっていくのって、ほんとにおもしろいですよ。大工さんが木を加工したり、家具を作っているのを見て、驚きはあっても不安とかは全くなかったです」
- ご主人:
- 現場を知ってる社長やけん、判断も早いし的確。外観の格子も、かなりの長さで重さもあるし大変な作業やったけど「いける」って。そういえば、「できん」とか「無理」とか言われたことないなぁ。
―1番、気に入っているところは?
- 奥さま:
- 全部なんですけど―(笑)あえて言うならキッチンと間取りかな。
雑誌で見た、白いタイル貼りのキッチンに憧れて、いつか家を建てるならこんなふうにしたいなと思ってたんです。料理をするときは、集中して作りたいからキッチンは窓際に配置して、窓から外の景色が見えるようにしてもらいました。カタログで見つけたお気に入りの模様入りタイルも、シンクや壁のタイルともぴったりで。なんかうれしくなってしまいました。
- 奥さま:
- あと、電子レンジやゴミ箱を収納できるキャビネットも大工さんが作ってくれました。ダイニングやリビングのテーブルとも雰囲気を揃えてくれて、思い描いていたとおりの空間になりました。毎日、キッチンに立っているだけでほんとに幸せ。
電子レンジを収納するキャビネットは床材と同じパイン材。
レンジ収納だけでなく、引き出しがついていて、ダストボックスを収納できるようになっています。
- 奥さま:
- それから洗濯ものを、洗って干してたたんで収納する、っていう一連の流れがスムーズにいくよう「洗濯動線」を考えた間取りもお気に入りです。クローゼットを1階の寝室とランドリールームと両方から使えるようにしてもらったんですけど、これがすごい便利で。毎日のことなので、助かってます。
できあがってみて、いかがですか?
- ご主人:
- イメージ通りの家ができたし、家族が喜ぶ顔を見て、それが何よりうれしい。
- 奥さま:
- ほんと、はじめに描いた絵がそのままカタチになったって感じよね。どんなワガママも聞いてくれて、細やかに対応してくれた。大工さんの仕事っていう土台がしっかりしてるから、その上で自由に遊べたって感じ。ただデザインがいいっていうだけじゃない、確かな違いが亀山工務店にはあると思う。事務所を見てピンときたのは、そういうことだったのかな。
これから家を建てようとされている方へ。
- ご主人:
- 家族が暮らす場所だから、構造までしっかり見ること。あと社長の人柄も大事だと思います。
- 奥さま:
- そうですね。本やネットだけでなく、やっぱり実際に足を運んでみて雰囲気を感じることが大事かな。家が建ってしまうとなかなか行けないので、とにかくいろんな会社の内覧会や見学会にどんどん行って、楽しんでほしいな。
工務店からお施主さまへ。
大工の建てる家、というと昔ながらの伝統的な住まいをイメージされる方も多いかと思います。A様は自分の建てたいイメージをしっかりお持ちで、基本的な構造は大切にしながら、デザインでは「ナチュラル・アンティーク」というA様らしい雰囲気を希望されていました。梁をちょっと古びた雰囲気に加工したり、家具やドアをペイントしたり、私たちにとっても新鮮で楽しい現場になりました。大工の技術とデザインでできる、家づくりの可能性を感じてもらえたらうれしいです。
亀山工務店